中身はつぶあん。(旧:カラメル堂)

イラストレーター&マンガ家おぐらなおみの公式ブログ

2005年11月


熱もないし(発熱しないのは3人にひとりの割合だって)、そんなにかゆがらないし、
まあ軽症で済んだと言っても差し支えないのではあるまいか、と
親としてほっと一安心といったところではあるが、
本人は不快なのであろう、大口を開けて泣いていたところを
そっとのぞき見ると、ああ、そんな、よりによってそんなところに、
といったところにも発疹の一粒を発見し、
大笑いの母を責めるような瞳はダイアモンドのコーちゃん。


帰ってきました。
初めて乗るリムジンバスも、久しぶりの飛行機および飛行場も楽しく、
福岡での物件探しも順調で(決まりました。城南区。)、
かっぱも義父母も元気そうでツヤツヤと輝き、
さあ、帰ってからいよいよ引っ越しの準備に取り掛かりますよ、
その前に仕事を片付けて…

なんて、

思ってるそばから

みずぼうそうだあああー!

ニャー!

泣きたい気持ちでいっぱいでっす!
実際泣いてまっす!(ああ、このオレが)


今日から福岡なのだが、わたしひとりで子ども二人を連れて行くのは
初めてなので、手配にてんてこ舞い。
舞ってます舞ってます。
伊丹から飛行機の乗るのは実に10年ぶり…。なんということでしょう…。
時間を逆算し、頭の中でこれ以上ないってくらいシュミレーションを繰り返し、
その姿はまるでひとりオリエンタルラジオ。


京都…混んでた京都。人ごみたくさん。
そしてなぜか暑い京都。厚手のコートをうらみながら散策。
ゆば泉という店に行って、引き上げ湯葉体験をしてまいりました。
あつあつの豆乳の前に立ち、どんどん表面が固くなっていくのを見極め、
40cmほどの棒にさっと乗せさっと引き上げると湯葉だ。
んでもってあんまり固くならないうちに手の平を豆乳の上に
ぴちゃっと乗せて「もーん」と引き上げると「くみ上げ湯葉」になる。
あちーっつうの!やけどするっつーの!
でも出来たての湯葉はとろとろ、きしきしの歯ごたえでたいそう美味かったです。

4人とも口をそろえて「こういうのダンナって嫌いよね。」と言い合う。
大人のオンナ同士で楽しみたい湯葉会席。

そのあと錦市場に行って、漬物と豆乳ドーナツとさつま揚げを買って帰る。

次は「大阪うどんすき・美々卯」に行きます。
関西に心残りを残さないために。


いい夫婦の日。

京都に日帰りで行けるなんて、東京時代には考えも付かなかったのだが、
そうだ、京都行こうつうことで、京都に。湯葉と豆腐と。

メンツはいつもの、フルチン、チアキ、ノブチン、オレの愉快な仲間たち。
(でも実は東京組のワタリッチも参加したいしたいというので
日帰りだよ?やめたら?と言ったのだがどうしてもと言うので
仲間に入れてやったら骨折で欠席。骨折て…)

それにしても、わたくしのパンクチュアルぶりは尋常ではなく、
待ち合わせの時間に遅れたことなどなかったのだが、
上記の3人の待ち合わせ時間厳守ぶりは日米首脳会談並で
このオレ様が必死で走っていっても涼しい顔で待ってるので
今日は満を持して一番乗りを目指そうと思ってます。

寒いんだろうな、京都。


落とした携帯を拾ってもらって、

「ご馳走様でした」

と元気よく叫んでしまったり、

「プラスチック」と言おうとして

「ポテトチップ」

とつぶやいてしまったり、

これは食欲の秋と脳が連動していると単純に
考えるにはあまりにも罪が重いような、そんな気がする36歳。

ただいま焼酎飲んでます。
夫の。


もう何年もずっと思い出せなくて、でもそんなに気にも
ならなかったんだけど、時々アレはなんという名前だったか?
とことあるごとにふと考えたりしていた、懸念のアレを
思い出しました。

「へぎそば」!

そうだ!へぎそばだ!
あれうまいんだよね~。

ああすっきりした。

へぎへぎ。


時々「日々のあわ」に登場するフルチンさんとは友人の古澤さんの
ことなのだが、先日フルチン妻と私が遊んでたら、フルチン夫から携帯に
「今駅まで帰ってきたから」という電話が入ってきて、
内緒で酒を飲んでたフルチン妻は混乱し、え?駅?
どっちの?阪神?阪急?と聞いてしまったのでものすごく怒られていた。
(どっちもものすごく近くにある。)

そのあとフルチン夫から、
「妻が、ラッセーラーラッセーラー、ニャー!とうるさいのだが」
というメールが来ていた。
その日のつまみは猫ひろしの話だったから。

そんなフルチン一家だが、夫は「関西労政協会」という大変カタイ職場で
年金問題と取り組んだりしていて、今回ホームページを立ち上げたらしいので
宣伝しておくことにします。

こちらです。

例えば夫が亡くなったとき、残された妻は遺族年金がもらえることを
知らない人が多い、とかそんなこと。

ちなみにこの会社のロゴマークは私が作りました。


こここ、この値段!これはいったいなんですか!フンガー!
と鼻息荒く怒った後、買うんだったらコレ、ううんやっぱりコレかこれ。
とものすごく悩みながら吟味するのも毎年恒例。


熱も頭痛もないけど、のどの奥に誰かが住んでいます。
家賃も払わないで、ぷんぷん!