中身はつぶあん。(旧:カラメル堂)

イラストレーター&マンガ家おぐらなおみの公式ブログ

2005年12月


こいつらも元気で何より。


なんとかやっております。曇天の大濠公園。

ああ、今日はクリスマスでしたか。うっかりしました。
かろうじて子どもたちのところにはサンタさんもやってきました。
コーちゃんのところには「はたらきもののトーマスら!」というようなおもちゃ。
ムスメのところには「ちびまる子ちゃん全巻」…全巻て。
きっとサンタさんも重かったことでしょう。でもアマゾンのサンタさんだから。

さて、いよいよ引越しの運びとなりました。
西宮。
自転車で港までいけるところが好きだった。
たとえ腐ったような水でも海のそばにすめるのはうれしかった。
なぜなら群馬っ子だから。

こんな風にしんみりしていますが、家の中には引越し屋の
お姉さんが必死こいて荷物を詰めている。
申し訳ないので、はなはだ簡単ながら挨拶と変えさせていただきます。

次の更新は年明けかな。

ああ、本当に皆さんお世話になりました。
サンキュウウウウ、ニーシノミぃヤアアアオ(外タレライブ風)

それでは皆さん、良いお年をお迎えください。


雪て・・・。
関西の地中海と言ってもいいような温暖な地で雪て・・・。

カッパが新幹線で帰ってくるというのに雪て・・・。
ムスメのピアノの発表会なのに雪て・・・。
引越しの準備しようと思ったのに雪て・・・。

吹雪て・・・。


夫であるカッパ君の職業は建築士なので、一連のマンション事件のことは
興味深く思っております。
テレビの発言を見るにつけ「一級建築士には定年がないから、人員過剰で
当然仕事にあぶれる人間も出てくる。」とか「建築士の未来は暗い」とか
言われて、まあ、なんとももう、とも思うのだが、
結局金が動くところには、それをかぎつけてやってくる人間もたっぷり
いるわけで、そんなことでどうする!と私が言ったところでどうにもならん。
姉歯さんもなあ…せっかく難しい試験受けて建築士になったのだろうになあ。


毎年この時期になると、大家さんの粋なはからいで
エントランスに大きなクリスマスツリーが飾られる。
わたしなんか、もうこれで十分だと思うんだけど、
娘は「家の中にも欲しいなり」と言って駄々をこねます。
ちょっとしか出さないものを押入れにしまっておくのは苦痛です。

んでもって、12月25日には、ツリーにたくさんお菓子を下げてくれて
「お菓子もらってってね。」と言ってくださる。
粋な大家さんであることだよ。


「ぎっくり」という言葉がいけないのだと思う。
その赤塚不二夫的な響きの牧歌的さがいけないのだと思う。
「急性劇症腰痛症候群」とかだったら人々の哀愁をさそっただろうに、
どうしてか「ぎっくり腰」と聞くと、皆笑うのである。

そもそもなぜ今回の悲劇が起こったのかというと、
朝食の冷めたコーンスープをレンジであっためようとして
前かがみになったときに、「ぐじり」と腰に鈍い一撃が襲い、
わたしは一歩も動けなくなった。

友人に電話し、病院に行き、レントゲンを撮り、カッパに帰ってきてもらい、
ずっと寝てました。1cm動くごとにお産でも出したことのないような
叫び声が上がる、このわたくしのお口から。

医者に「職業は?」と聞かれ「イラストレーターです」と答えると
「あー、座ってるの良くないよ、腰」と答えられ、

「それじゃどうすりゃええんじゃ!」

とだんじり祭り中止を聞いた岸和田市民のような叫びを
上げたくなったが、大人なので心の中で。

痛さと心細さでしくしくと布団の中で涙を流し、そして決心するのである。
「もう、掃除はしない。」
レンジフードとお風呂の隅のカビと窓ガラスと網戸を掃除しようと
思ってたけど、もうしない。
「303のおぐらさんの家、引っ越したあと見てみたらすごいのよー」って
言われてももういい。もう人の陰口には動揺しない。
面と向かって「きたないですね。」と言われたときにだけ「ふざけんな」と
反応することにする。
そもそも私は他人の目を気にしすぎるところがあるから、それが無理につながる。

んでもって今日やっと直立歩行に戻ることができた次第。
それにしても痛かったなー、なんて思い出話のように思っているけど、
これからも気をつけたいと思います。
そして掃除はしない。

作者急病につき・・・でございます。

ぎっくり腰です。どうも癖になっているようで。
レントゲン見てみたら、椎間板が非常に薄い部分があるようで。

大変痛いのですが、他の部分は健康なので退屈です。
でも痛い。

しばらくお休みしますので、よろしく。


ぼちぼちと転居先のお知らせメールを送ると、
先方の近況なども分かって面白い。
みんないろいろだなあ。


引越しするにあたり、見たくないものの今後の行き先を
考えなくてはならないときがついにやってきた。

あんなに必死で探したのに。

…寒天…1キロ…。キロて…。

まだ50グラムも減ってない。