ああ、とうとうきたなあと思いました。

夫が会社に行った後、ムスメが登校するのだが
夫を送り出したあとムスメが自室にこもって出てこないので
どうしたのかなあと思っていると、目を真っ赤にして泣いている。
大変驚いて「どどどどどーしたの!」と聞くと

「眠くて、ねむねむねむ眠くてないちゃっちゃっちゃ…うえーん、
うううううう、ほほほ本当は学校がこわこわこわこわいー、うわーん!」

お友だちも出来たと言っていて、金曜日にはお友だちの家に
遊びに行かせてもらったりして、あら良かったねえと言い合った矢先の
ことだったので驚いたが、いずれこういうことは起きるだろうなあと
思っていました。

しかしあれですね、小学生が「学校にいかなくちゃ」と思う気持ちは、
私たちが仕事に行かなくちゃ、という気持ちよりももっと純粋で強い。
学校に行きたくない(怖い)という気持ちと、本当は行きたい友だちと
遊びたい、でも前の学校に戻りたい、そんなことは出来ない、
今日の給食みそおでん(ムスメは味噌味がきらい)、などが全部
まぜこぜになって大混乱だ。
「休みたい」と言ったらいつでも休ませるつもりだったけど、
ぎゃんぎゃん泣きながらもランドセルは下ろさないので、
お母さんと一緒に学校行く?といったら泣きながら付いて来たので
学校に向かう。
しかし「ああああ!うわうわうわうわ上靴忘れたー!」とまたパニックに
なっているので、もー!と思いながらも慌てて家に帰って取ってくる。
ムスメには昇降口で待っているように言ったので、もしかしたら同じクラスの
友だちが来て一緒に教室に行ってるかなあと思ったが、玄関口でぽつんと
ひとりで待っていた。目元までマフラーでぐるぐる巻いて。
私の姿を見つけたらへっぴり腰で近づいて来て上靴を受け取り
さあ、行くかなあと思ったらへっぴり腰のまま突っ立ってるので
ほら行きなさいよ、と促したら「チャイムが鳴っちゃうー。」とものすごい
顔だ。ぐちゃぐちゃだ。
こんなぐちゃぐちゃな顔で教室に行かせることを思ったら一瞬ためらったが、
ぐっとこらえて「行っといで」と言ったら、ひーんと泣きながら教室に向かっていった。
玄関に入ったのを確かめたあと、小学生の親としてやれることはやったな、と思い、
くるっと振り向き帰る途中で、初めて私もおいおい泣いてしまった。
右手には3歳児の手をつないでいても、気持ちはこどもだった。